みなさんデイサービス(通所介護)ってご存知ですか?
介護保険のサービスの一つでもある「通所介護=デイサービス」について説明していきます。
またデイサービスに転職を検討していて「どんなとこ?どんな仕事内容?」と疑問に思われている方も多いと思います。そんな方々の参考になるような内容となっていますので、是非最後まで読んで頂き、デイサービスについて理解していきましょう。
ひでぼう自身、デイサービスで機能訓練指導員を行っています!!
デイサービスとは
まず初めにデイサービスについて簡単に説明していこうと思います。
デイサービスのサービス内容としては、「入浴や排泄・食事の介護・生活においての相談や助言を行うだけでなく、健康状態の確認、機能訓練、その他日常生活で必要な世話」を行います。
また利用者(要介護者・要支援者)が自宅で自立した日常生活を送り続けるための支援を行い、家族の方の介護負担を軽減する役割も担っています。
デイサービスの仕事内容
ここからは具体的なデイサービスでの仕事内容を書いていきます。
送迎
利用者さんをお家まで送迎を行います。デイサービスでは基本的に施設側が利用者宅までお迎えに行き、帰りは利用者宅まで送っていきます。ドライバーを雇っている施設であれば介助職員として送迎に同行します。もちろん職員が自ら運転をする場合もあります。地域によって異なりますが、ひでぼうが勤めている施設では行き帰りの送迎で合わせて2時間かかります。
人によって考え方は変わりますが、ひでぼうは2時間も施設外に出れるのは気分転換になるな
入浴介助
利用者さんをお風呂に入れます。これを目的で来られている方は大勢います。もちろん車椅子の方・寝たきりの方でも入れる浴槽もあります。基本は利用者さんが自力で出来ることは利用者自身が取り組んで頂き、自分では洗うのが難しい所を洗ってあげるなど、一人一人に合った介助を行っていきます。他にも衣服の着脱もサポートも行います。また浴室での介護は大きな事故を伴う可能性が高い為、注意を払いながら行うことも大切です。
施設によっては、私みたいに入浴専門の職員もいます。
機能訓練
利用者が可能な限り自宅で生活できるように、その人の能力に応じ自立した日常生活ができるように生活機能の維持向上を目指すために訓練を行います。関節可動域訓練や歩行訓練など利用者一人一人に応じて訓練を行っって行きます。
機能訓練を行うにあたっては、その利用者さん宅を訪問し、生活環境の中で課題となる部分を導き出し、機能訓練計画書を他職種が連携して作成していきます。
食事
午前中から夕方までの利用者は、そのほとんどの事業所が昼食やおやつを提供しています。利用者の中には昼食を食べて帰られる方もいます。
施設で提供される食事は栄養バランスも良く、利用者に合わせた食事形態を提供している施設もあります。また必要があれば食事介助を行い、食事量のチェックなども行います。
レクレーション
多くのデイサービスではレクレーションの時間を設け、集団で行うゲームや個々で行う作業など、様々なレクレーションがあります。また他の利用者とのコミュニケーションを図り、気分転換や心身機能の維持向上など、様々な効果が期待できます。介護職員が主に行いますが、機能訓練指導員やボランティアの方など施設によってバラバラです。
職員によってはレクレーションするのが好きな方もいれば、苦手という方もいますが、やっていくうちに好きになる方も大勢います。なぜなら楽しいから!!ちなみにひでぼうもレクレーションでリハビリ体操やゲームを行って、利用者と楽しく過ごしています。
その他
その他にもトイレ介助や健康チェック(バイタル確認)・生活などに関する相談や助言など様々なことを行います。
デイサービスの1日の流れ
デイサービスでの主な仕事内容が分かったところで、次にデイサービスの1日の流れを確認していきましょう。
時 間 | 内 容 | 職員の流れ |
8:00 | お迎え | 送 迎 |
9:00 | 利用者来園 | バイタルチェック (体温・血圧・脈など) |
9:20 | 朝の会 入浴開始 | 入浴介助・体操 |
10:10 | 自由時間 ※(個別機能訓練) (リハビリ機器) (折り紙など) | 機能訓練 見守り(トイレ誘導) 連絡帳の記入 |
11:45 | 口腔体操 (入浴終了) | 配膳準備 |
12:00 | 昼食 | 食事介助・見守り |
13:00 | 自由時間 ※同じ | 見守り・記録の記入 ベット・トイレ誘導 |
14:00 | レクレーション | レク担当:レク その他:記録・事務作業 |
15:00 | 喫茶(おやつ) | おやつ・飲み物配膳 |
15:30 | 帰りの会(体操) | 体 操 トイレ誘導 |
16:00 | 送り | 送 迎 |
17:00〜 | 片付け・明日の準備 事務作業など |
このようなタイムスケージュルで動いています。もちろん施設によって提供時間やレクの時間など変わってきますが、仕事内容はさほど変わりません。
デイサービスで働くメリット・デメリット
介護の施設(事業所)はたくさんあります。
- 特別養護老人ホーム
- 通所介護事業所
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
など、一概に介護施設と言っても多くありますが、その中でデイサービス(通所介護)で働く上でのメリット・デメリットを紹介していきます。
デイサービスで働くメリット
・夜勤がなく、規則的な生活が送りやすい ・日曜、祝日休みのところもあり、プライベートが確保しやすい ・多職種(看護師・機能訓練指導員など)と仕事ができる ・送迎などで外に出る時間もあり、職場を離れることもできる ・介護度が比較的低く、身体介護の負担が軽い ・曜日によって利用者が変わるため、マンネリ化しにくい ・無資格、未経験でも働ける
デイサービスで働くデメリット
・給料水準が他の介護施設より低い傾向にある ・送迎(車の運転)をすることもある ・利用時間内に行わないといけない為、日々時間に追われる ・身体介護が少ないため、介護技術を高めることができない ・思ってたより、残業が多い(職種による)
デイサービスのまとめ
- デイサービスについて
- デイサービスの仕事内容
- 1日の流れ
- メリット、デメリット
などデイサービスについて書いていきました。まだまだデイサービスについて書きたいことは多くありますが、今回は重要なとこやデイサービスに就きたいと思っている方が気になっている内容を書いていきました。
またデイサービスの利用を考えている家族の方にも。デイサービスはこんな所と少しでも知っていただけると嬉しいです。多職種連携がとても大切な現場です。働くことの大変さ、しんどさはありますがその分楽しさもたくさんあります。
みなさんがデイサービスに興味を持っていただくと幸いです!!
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