介護の現場では日々いろいろなことが起こります。もちろんそれがストレスに思うこともあれば、少し笑ってしまう様なことも・・・今回の記事では「介護の現場で実際に起こるあるある」を紹介していきます。いくつ共感できる内容があるか読んでみてください。
デイサービスあるある
デイサービス(通所介護事業所)での利用者様の過ごし方や職員の動きは「こちら」をご覧ください。デイサービスには「要支援1〜要介護5」の方が利用しています。元気の方から車椅子、認知症の方などさまざまな利用者がいます。その中で起こるあるあるをみていきましょう。
迎えに行くと利用者がいない
デイサービスでは利用者の送迎を行っています。お迎え時間に自宅まで行くと・・・「あれ利用者がいない!?」ってことも。その後よく探してみると、近くの畑で草むしりをしてたり、まだベットで寝てたりと。他には迎えに行っても「利用拒否など」聞いた話の中で一番驚いたことは「迎えに来るのが遅いから歩いて施設に向かっていた」という利用者も・・・
うん・・・できれば玄関前で待ってて欲しいい。笑
血圧高すぎる
来園時はバイタルチェック(体温・血圧)を行います。正常値は[120未満/80未満]と言われています。
利用者の中には最高血圧が200以上を叩き出す方も!!そしてベッド臥床してもなかなか血圧が下がらないってことも。その反対で最高血圧が80未満の方も中には現れます。
ちなみに正常値の利用者の方がむしろ珍しいかも・・・
頼むから高血圧の薬を飲み忘れないで・・・そして飲みすぎないで(涙)
紙パンツ何枚も履いてる
入浴時や排泄介助時にいざズボンを脱いで頂くと「あれなんかもっこりしているな?」と思いながら紙パンツを下ろしてもらうと・・・あれ?また紙パンツ!!家族の方がパンツから漏れるのを心配して何枚も履かせている方もいれば、気づかずに自分で履いている方。
紙パンツたくさん履いとけば漏れ無いっていうことではないんですがね。
入浴拒否
デイサービスではこの「入浴拒否」が圧倒的に多いのではないでしょうか。家族・ケアマネから「お風呂に入らせてください」と頼まれるのですが、本人は「入らん・行かん・家で入ってる」など言ってこられ入ろうとしません。
だが職員もその道のプロです。
ニューヨーク(入浴)に行きましょう。
今日は温泉に入りましょう(^ ^)
などなど、どうにかして脱衣場や浴室まで来てもらいます。もちろん、通用しない方もおられるのでそういう方は諦めますが。
デイサービスの利用者はお風呂目的の方が多いので、なんとか職員は入って頂こうとあの手この手を使って誘導します。
入浴拒否をされた利用者でも、お風呂に入ったら「気持ち良かったわ〜」とほとんどの方が言ってくれます(笑)
転倒事故が立て続けに発生する
介護施設の事故で一番多いのが「転倒事故」です。杖で歩かれている方や歩行器を使って歩かれる方など様々な利用者がいます。何かに引っ掛かって転倒や何もない場所での転倒、立ち上がり時の転倒などありますが、何故か立て続けに発生するのです。何も事故が起こらない日が多いにも関わらず、1日に何件も起こってしまうことがあります。利用者が転倒した時は職員もビックリしますが、利用者の方々もびくっりされ、心配する方もおられます。
転倒が目の前で起こるとスローモーションに見えるのは何故だろう。
パットをトイレに流す
紙パンツに付けているパットをトイレにそのまま流してしまう方もおられ、案の定トイレは詰まってしまいます。張り紙や流さないでくださいと何度もアナウンスをしますが、それでもパットを流してしまいます。その後のトイレ掃除が地獄なのは言うまでもありません。
ちなみに、下着のパンツも流されていることもありました・・・
もう家に帰りたい
デイサービスの利用時間は施設によって変わってきますが、6〜8時間利用されている方が多いです。その中で入浴・機能訓練・食事・レクレーションなどを行なっていきます。来園してすぐに「いつ帰るんかな?」「もう家に帰らして」などを言ってくる利用者さんもおられます。帰りたい願望が強い利用者は時に、離設(施設から急にいなくなる)をする可能性があるため、見守りや寄り添うなどして注意が必要になってきます。
ちなみに離設の場合も事故報告書が必要になります。
隠れて物の交換・プレゼント
ほとんどの施設では利用者同士・職員への物のプレゼントが禁止されています。理由としてはトラブルの原因になることや、糖尿などの疾患がある方に甘いものをあげて症状が悪化してしまったりなど。利用契約時に「物の受け渡しは禁止」と伝えるのですが、それでも隠れて持ってきたりなどあります。注意をするのですがそれでも隠れて交換や飴をあげたりしています。
毎回、リポビタンDをくれる利用者もいます(送迎時の職員に)笑
番外編
あるあるでは無いですが、こういったことも起きるの?と言うのが介護の現場です。
急に容体が悪化
昨日まで元気に利用していたにも関わらず、次の日には亡くなられたりなどいつ何が起きるかは分かりません。そう言った場面に直面するのも介護ならではないでしょうか。
利用者同士の喧嘩
そこまで多く発生することは無いのですが、たまに利用者同士の喧嘩が起こることがあります。いつも座っている席に違う人が座ってたり、レクレーション時に力が入りすぎてなど。利用者(高齢者)の方も大人なのでそこまで大きく発展することは無いのですが、たまに手が出そうになる喧嘩も起こってしまいます。
なぜか物が毎回なくなる利用者
毎回決まって自分の持ち物が無くなる利用者さんがいます。認知症の方ではこういったことが起こることがあります。そう言った場合は職員が施設内を探すのですが、ほぼ決まったところに置いてあります。
まとめ
いかがでしたか?今回はデイサービス(通所介護)で起こるあるあるをいくつか紹介しました。介護の現場では「これってよくあるなあ・・・」と思うことが多々あります。それにより大変な思いやイライラすること、または少し「クスっ」とすることなど、日々の業務に疲れている介護職の皆さんに少しでも共感や気晴らしになったらなと思います。
皆さんの現場でも多くのトラブルが起こったりすると思いますが、他の施設でも同様なトラブルが起こっています。深く考え込まずに楽しく介護の仕事をやっていきましょう。
ちなみに次回は「職員編」のあるあるを紹介していきます。
コメント