家族の方必見！デイサービスの１日をご紹介

今日は、デイサービス施設での1日の流れをご紹介したいと思います。

これから介護サービスを利用しようと考えている方、ご家族の方にとって、「デイサービスってどんなところ？」という疑問や不安は大きいと思います。

このブログを通して、少しでも雰囲気が伝わり、安心してご利用いただけるきっかけになれば嬉しいです。

デイサービス１日の流れ

【8:00～】元気な「おはようございます！」から始まる送迎

朝8時から、スタッフがご利用者様のご自宅まで順番にお迎えに伺います。車に乗り込むと、

「昨日はテレビで相撲を見たんよ」「今日は誰が一番乗りかね？」

など、車内はいつも明るい会話でスタートします。

施設に到着されたら、まずは体温・血圧・脈拍などの健康チェックを実施。

看護師が常駐しているため、ちょっとした体調の変化にもすぐに対応できます。

ご家族への連絡も、必要に応じて丁寧に行っています。

【午前中】入浴と機能訓練で、体も心もリフレッシュ

午前中の主な時間帯は、「入浴」と「機能訓練」に分かれて過ごしていただきます。

入浴は、個浴・機械浴の両方に対応しており、「ひとりでは家で入るのが難しくなってきたけど、ここでなら安心して入れる」

といったお声もよくいただきます。介護スタッフが入浴介助を行いながら、全身状態の確認も行なっています。

機能訓練では、私を含めたスタッフが個別に状態を確認しながら、歩行訓練や下肢筋力トレーニング、バランス運動などを行います。

「家で転ばなくなった」「階段が楽になった」と言ってもらえると、こちらもやりがいを感じます。

85歳前後のご利用者様が多く、体調や体力に配慮しながら、無理なく・楽しく継続できることを大切にしています。

また、施設によってはウオーターベッド・メドマーなどリラクゼーションを目的に導入している施設もあります。

【12:00～】管理栄養士による手作り昼食でほっとひと息

お昼ごはんは、管理栄養士が献立を作成し、バランスのとれたメニューを提供しています。

ご飯、味噌汁、おかず三品と、しっかりとした和風の献立が多く、

「ここの煮物が一番おいしいんよ」「家ではこんなにいろいろ食べんけぇね」

というような、嬉しい声もよく聞かれます。

嚥下や咀嚼の状態に応じて、やわらか食や刻み食への対応もしています。またアレルギーのある方への対応も個別で行なっています。

食事の時間は、静かに食べる方もいれば、おしゃべりしながら楽しむ方もいて、まるで家族のような雰囲気です。

【午後】カラオケ・体操・集団レクリエーションで大盛り上がり！

午後からは、皆さんお楽しみの時間です。

まずは軽い体操で午後の眠気を吹き飛ばし、そのあとはカラオケやゲーム、集団レクなど、日替わりで楽しい活動を用意しています。

中でもカラオケは大人気！

「高校三年生」や「瀬戸の花嫁」など、懐かしい曲が響き渡ると、自然と手拍子や合唱が始まります。

また、季節ごとの行事（節分、七夕、敬老の日など）にも力を入れていて、職員全員で劇を行なったりしています。

普段は利用者さんメインのレクレーションですが、行事の時は、職員が「おもてなし」という形で利用者さんに喜んでいただいています。

またボランティアの方にも来ていただき、演劇や演奏などをしてもらうこともあります。

【16:00～】「今日も楽しかったね」安心してお帰りに

16時頃から、再び送迎車でご自宅までお送りします。

帰りの車内では、「今日はよう笑った」「また明日もよろしくね」と、笑顔で手を振ってくださる姿が印象的です。

必要があれば、その日のご様子を簡単にご家族にご報告することもあります。

介護は、本人だけでなくご家族も含めた支援が大切です。そうした連携も、私たちの大切な役割のひとつです。

まとめ：デイサービスは「通うことが楽しみになる場所」

デイサービスは、ただ「通う場所」ではなく、「今日も来てよかった」「また行きたい」と思ってもらえる場所でありたいと、私たちは願っています。

安心して過ごしていただけるように、専門職としての視点を大切にしながら、日々の小さな変化に気づき、声をかけ、笑顔を引き出す。

そんな介護を、これからもチームで提供していきます。見学や無料体験利用もしている施設も多いです。

もし「うちの親に合うかな？」「ちょっと話だけでも聞きたい」という方がいらっしゃいましたら、お近くの介護保険課や地域包括支援センターなどでお話をしてみても良いかもしれません。また、直接デイサービスに連絡しても介護保険の流れを説明してもらえると思いますので、一人で悩まずにまずは聞いてみて下さい！